私のはじめてを君に。




「お邪魔します」


千暁の部屋のなつかしい匂い。


あぁ……千暁の匂い。


「千暁…」


まだ寝てるっぽい千暁。


………………半裸なんだけど。



「千暁、起きて」


起こしちゃ悪いとは思うけど、そっと体を揺する。


「千暁、」


「……悠希?」


眠そうな目を擦って上半身を起こす。


目、充血してる。


「おはよ、千暁」


「…………んん、」


コクりとうなずく。



どのタイミングで切り出そうか。


「……悠希…」


私の後頭部に伸ばした千暁の手にグイッと引き寄せられ、久しぶりにキス。


……好きだよ、千暁。


「んっ、ん」


千暁の腕が、私の体をさらに密着するように抱きよせる。


「はぁっ」