私のはじめてを君に。



「こっちで」


青いサイダーを受けとる。


「ありがとうございます、湊先輩」


「っ」


あれ?


怒った?


「先輩?」


「あー、うん、やられた」


「え?」


「それはズルいよ、いきなり名前呼びなんて」


「あ……」


ズルいのか……


「じゃあ、百瀬先輩」


「いや、いいよ湊で」


「?……サイダー、写真撮りますね」


パシャッとキラキラ輝くサイダーの写真を撮る。


うん、すごい綺麗。


「……こりゃ、番犬も大変だわ」


「だから、犬飼ってませんて」


「うん、こっちの話」


ふーん、と適当に流してクラゲを1つパクリ。


あ!プルプルで美味しい。