私のはじめてを君に。



「はははっ、間抜けな顔」


開いた口が塞がらない私を先輩が笑う。


「飲み物代くらい出しますよぅ……」


「いいよ別に」


「チケットも先輩からの頂き物だし……」


「俺もあれは知り合いからの貰い物だから」


…………シーン、と商品受け渡し口と書かれたプレートの下で待つ私たち。


「このくらい、いいからさ」


「ごちそうさまです……」


「うん」


うぅ……


お礼はしっかり言おう。


!!そうだ!!


「お待たせしました~」


やっと渡されたサイダーには、ゼリーのクラゲがプカプカと漂っている。


「はい」


2つ受け取った先輩が、どっちがいい?と聞いてくる。