私のはじめてを君に。



おいしそう!


「先輩!これ欲しい!買ってくる!」


先輩の手を放り投げるように離してレジに向かう。


「は!?ちょっ」


慌てて追いかけてきた先輩。


「あ、先輩も?」


「うん」


早く言ってくれればいいのに。


「クラゲサイダーふた「クラゲサイダーとピンククラゲのサイダー1つずつください」


ピンククラゲのサイダー!?


なんだそれ!?


「720円になります」


うわ、たかっ!


妙に現実味を帯びた数字に慌てて、アワアワしながらバッグからお財布を取り出す。


「1020円お預かりしますね、300円とレシートのお返しです」


テキパキした店員さんからお釣りを受けとる百瀬先輩。