私のはじめてを君に。



吹き出した百瀬先輩をにらみつける。


「笑わないって言ったのに」


「いや、だって、ふふっ」


ちゃんと喋ってください。


心のなかで冷静に突っ込み。


「もうっ、次行きますよ」


握ったままの百瀬先輩の手を引く。


「あ、見てこれ」


「えっ?」


突然止まって水槽を覗く先輩につられて、私も覗きこむ。


「キモッ」


見た瞬間鳥肌がたった。


「その言い方は酷いよ」


「気持ち悪い」


言い直しはするけどやっぱりキモい。


クラゲって、この、頭の部分とか柔らかいのかな。


「……クラゲ飼いてぇな」


「コリーちゃんたちいるじゃないですか」


「また別じゃん」