私のはじめてを君に。




お店を出て、百瀬先輩の目的地に再び向かう。


「ここです」


着きました、と言ってガイドさんのように手を示す百瀬先輩。


「えっと、ここは?」


「クラゲミュージアムです」


クラゲ?


「クラゲって……あのフワフワしてそうなクラゲですか?」


「うん、招待券貰ったんだ」


スッと差し出された2枚のチケット。


"ご招待"と赤いハンコが押されていた。


「ここ、つきあってくれる?」


「あ、もちろんいいですよ」


「よし。じゃあ行こう」


入り口でチケットを切ってもらい、中に入るとヒンヤリした空気。


「涼しいですね」


話しかけても先輩は無視。


「無視?」


少し顔を覗きこむ。