私のはじめてを君に。



うーん、トロピカルティーにしよう。


「百瀬先輩、決まりました?」


「うん」


「じゃあマスター呼びますね?……マスター!オーダー!」


昼のピーク時間なのにゆったりとカウンターの前を移動するマスター。


「はいはい、オーダー聞きます」


「あ、私は冷やし中華ごまだれとトロピカルティーで!」


「……いつもの、でいいのかな?」


いつもの、というのは大盛ってこと。


きっと百瀬先輩がいるから気を遣ってくれてるんだ。


「もちろんですっ!」


「はいはい」


「あ、俺はカルボナーラとアップルティーを……」


「はい、かしこまりました」


普段は千暁と来るから、マスター驚いたかな?


彼氏とか思われちゃったりして!