私のはじめてを君に。



言っていいのだろうか。


豚キムチ。


いや、キムチは臭いがきついからやめておこう。


冷やし中華だ、冷やし中華。


「私、オススメのお店があるのでそこ行きますか?」


「お、いいよ、行こう」


店内の他に広いテラス席と、カウンター席もある大きなカフェ。


入り口には"冷やし中華始めました"と暖簾が掛かっている。


それを思い出して誘ってみた。


お昼時だから混んでるかも。


お店の重い扉を力一杯押すと、カランカランとカウベルのかわいい音が響く。