私のはじめてを君に。




ふわふわのシフォンワンピースと、くるんと巻かれた髪の毛。


それに対して私はパーカーとスカート。


これが女子力の差。


トホホ……と思いながら前に座る桜に目を向ける。


「それで……どうしたの?」


「悠希……」


黒目がちの大きな目が私を見上げる。


ううっ。


なんだこの可愛さ。


千暁、かわいい子を彼女にしてるなぁ。


「千暁くんとは、なんにもないんだよね?」


「えっ?」


あ……まぁ、昨日千暁の家にいたし、そりゃあ疑っちゃうよね。


「なんにもないよ」


「本当?」


「昨日はそうちゃんたちに誘われて一緒にゲームしてただけだし」


「うん、悠希と幼なじみだっていうのは千暁くんに聞いたよ」