"悠希ちゃん、覚えてる?百瀬湊です"


そう、連絡がきていることに気がついたのはお風呂をあがってからだった。


"もちろん!覚えてますよ(^o^)お久しぶりです!百瀬先輩!"


百瀬先輩といったら、親御さんがお医者さんで大きな病院の跡取り息子のイケメンさん。


忘れるわけがない。


何故、私に連絡がきたのか。


これが問題だ。


頭よし・顔よし・運動神経よしの3拍子を兼ね備える百瀬先輩が、こんな私に何か用か。


考えれば考えるほどわからんっ!


ボスッ!と枕に顔を埋める。


あぁぁあ……これは考えるだけ無駄なのかもしれない。


とりあえず、3拍子の百瀬先輩からお声がかかったことを喜ぼう。