私のはじめてを君に。



どんなに一緒にいたからといって、恋人になるわけもないし。


大学生になったらきっと、もう今みたいに会えなくなるんだよね。


寂しいな……。




「ただいまーっ」


誰もいない家に帰宅。


こういうときに一人ってほんとに嫌。


部屋着に着替えて和室に体を投げ出して大の字に寝そべる。


ん、お腹減った。


お腹空いたのに、食欲がわかない。


夏バテかなぁ。


せっかく明日から夏休みなのに。


「ふぁぁ……」


眠いし……


ご飯食べるの面倒くさい……


迫り来る眠気に身を任せて重い瞼を閉じた。









「…………」


鳴り響くインターフォンの音で目を覚ます。