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理性を試しあうようにきわどいキスをし合って。
キスに触発された、本能的な『触りたい触られたい』のあやうい欲求を、ふたりして見ないふりしてやりすごして。
体の熱が沸騰しそうになる手前で、渚はキスをやめて、あたしは馬乗りになっていた渚のお腹の上から降りた。
脚を投げ出して、背を逸らすようにソファに寄り掛かる。
すこしだけ息を乱している渚は、フローリングの上にだらりと手足を投げ出して大の字になった。
「………おまえさ、座るとき膝立てんな」
渚はあたしの方を向いた途端、渋い顔になった。
「すこしは人の話聞けっての。パンツくらい隠せよ。ってか勝手に俺の視界に入れんな」
「……ブスのパンチラくらいでその気になってんじゃねーよ」
「なってねぇわ、馬鹿」
そういいつつも渚が目のやり場に困ったように顔を背ける。
---------ほんのすこしだけ気分がいい。
渚に一方的に『ぼっち』の日常揺さぶられておもちゃにされたまんまとか、やっぱ面白くないから。
制服のスカートの中が渚の目に触れたはずかしさより、渚を動揺させられた薄汚い満足感のほうが強い。
渚の前で堂々と片膝立ててガサツに座る女なんていないんだろなって思うと、それもまた愉快だ。


