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「……ああ、七瀬くんのことか」
昨日の出来事を思い出しながら呟くと、渚はあたしに詰め寄ってきた。
「ああ、じゃねぇよブスッ!今日由太がガッコ休んだの、てめぇの所為なんだろッ」
ちょっとびっくりするような剣幕だった。
「おまえ由太のこと馬鹿にしやがったんだろ?!あいつになんて言ったんだよッ」
渚はあたしに恥をかかされた七瀬由太のために本気で怒っていた。
--------意外だった。
もっと冷めてて、周りの取り巻きのこととか、どうでもよく思ってるタイプだと思ってたから。
『王様』が友達のことに熱くなるとか、新鮮だった。


