でも、だからといってわたしに貴重な休日の時間を使う理由もないよね。


わたしはホットサンドの残りを牛乳で無理やり飲み込んだ。







朝食を食べ終えて片付けを手伝い、すっかり身支度が整ったわたしに京はキーケースを手に立ち上がった。


「それじゃあ行くか」


「はい」


結局わたしは制服が濡れっぱなしだから、スエットを着てカバンを持つ。


下着だけは乾いてたから身に付けた。


昨夜より陰鬱な気持ちのわたしは、このまま家に帰ることにひどく抵抗感があった。