「弥生、おまえまさか……話したのか? 葵のことを!?」 俺は弥生に詰め寄り、腕を取って問い質した。 「痛い! 腕を放してよ!!」 弥生が痛がっても、泣き叫んでも、俺は容赦するつもりはない。 「どうなんだ、答えろ!」 俺は素早くドアを閉め、弥生を壁際に追い詰めた。 弥生はずっと黙ったまま。だが、それこそ肯定していると同じ。 俺だとて伊達にこいつと数年間付き合ってきた訳じゃない。 高校生から、約十年間仲のいい友人として付き合ってきたから。