それじゃあ……わたしがいたらまずいじゃない。
いつカノジョが来るかわかんないのに。


やっぱり……と熱くなる目尻から染み出すものを洗い流したくて、勢いよくお湯で顔を洗った。







音を立てないようにお風呂から上がって、わたしは紙袋から制服と下着を取り出した。


体が暖まってるうちに出ていかなくちゃ。これ以上相良先生にまで迷惑は掛けられない。


下着もそのままにはしておけなくて、仕方なく身に付けた。


濡れて冷えた布地は肌に纏わりついて気持ち悪い。でも、わがままは言ってられない。