わたしには決して見せない、心の底からの。
「京は本当に心底姉を愛したわ……」
やがて弥生さんは大学を辞めて、姉を世話しながらちょくちょく働いた。
京もいくつもバイトを掛け持ちしながら、葵さんのために頑張って教師になろうと猛勉強をする。
葵さんは順調に回復し赤ちゃんもすくすくと育った。
体力もついて心臓もよくなったから大丈夫とお医者さんも太鼓判を押し、あとは生まれるのを心待ちにするだけ。
ささやかな幸せを3人で過ごす毎日に感謝していた。
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