「それは丸ごとだからちょっと高いよ。この半分カットの方が使い切れて経済的だって」 「……だなあ。あんま時間ないと料理しないし。お、このトマト1パック198円だ。安いな」 京はぶつぶつ言いながら、もうトマトを見てた。 中玉のトマトが5個で198円ならそりゃあ安い。 でも、京がこんなに経済観念があるなんて意外だった。 「ん、どうした弥生? ほら、いくぞ」 京はわたしからカートを奪うと、意外過ぎる行動を取って。 わたしは心臓が破裂するかと思った。