それでも、わたしは構わずに何ひとつ身に着けないまま、京に抱きついて自分から口づけた。 「京、赤ちゃん、ちょうだい。他は何もいらないから……」 「……か……」 京が何かを呟いた。 そして。 わたしの両脇に腕を差し込み、体を持ち上げると乱暴に教卓に押し付けた。 「……誰が、やるかよっ!!」