相良先生もわたしたちの為に時間を割いてくれたのだから、と良心が痛んで手伝いを承諾した。 「あり、弥生どうかした?」 麻美がヒョイと進路指導室に顔を覗かせたけど、わたしは正直にお手伝いをしてから帰ると答えた。 「そかそか、じゃあお先にね!」 裏切り者の麻美はサッサと帰ってしまったし。 わたしは恐々相良先生の後に続いて資料を運び図書館に向かった。