その女性は京の隣にいるわたしを見て、ははんと悟ったような顔をした。
「京が女の子を連れてくるなんて久しぶりじゃない? これまたかわいいコね。どこで引っ掛けてきたのよ」
女性がわき腹をつつくと、京はうっとおしそうにそれを手で払う。
「るせ―よ! コイツに会う服を適当に見繕ってやれ。下着もな」
京が顔をしかめながら言うと、女性はニヤリと笑って彼のほっぺたをムニュと引っ張った。
「下着もって……あんたもう済ませちゃったんだ! ふぅ~ん。ほおお~」
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