猛獣な俺様の溺愛




んな集団で来たら音うっせーんだよ…。


変なチャラチャラした男を先頭にして、同じ類のヤツが2、30人。



「お前んとこの男、俺の女に手ぇ出したんだわ。ちゃんと躾とけよ!!」

「悪りぃな。ただ、手ぇ出されたくねぇなら縛り付ければ?」

「はぁ?」

「お前も所詮、浮気されるような男なんだろ。ダッセー」

「うるせぇ!!ふざけんじゃねぇぞ!」


振りかざした拳を避けて、代わりに腹を思いっきりグーパンチ。


あれ…?


コイツら……意外と弱い!?


あんだけ豪語してたくせに弱いのな…。


可哀想……。


「おい!慧!」

「な、何!!カケルン!」

「お前……ほんとにコイツらに負けたのか?正直に吐け。バカ」

「だってさ…女の子殴る男って最低じゃない?その矛先が俺になっただけ」


ヘラヘラ弱く笑って見せた。



要は、慧がその女の身代わりで好きなだけ殴らせたってことか。


女たらしのくせにカッコイイとこあんじゃん。


……じゃなくて。


目先のヤツら殴り倒す方が先だ。


慧を振り回したその女も殴りたいぐらいだ…。