猛獣な俺様の溺愛




想乃を目覚ましにして起きた8時半。


さすがに外は暗い。


なんか、こんなの久しぶり過ぎてテンションがヤバイな……。


「駆琉……どこ行くの?」

「言わなくても分かってんだろ。阿吽の呼吸〜」

「……気を付けてね。無理しちゃダメだよ!約束!」

「おぅ。行って来る」


あえて止めない想乃に感謝。


出来た彼女だ。


頭撫でてやった。



バイクに跨り、わずか10分で着いた待ち合わせ場所の南倉庫。


アイツら3人は仲良く揃ってて。


「ちーっす!おっひさ〜カケルン♪」

「てめぇ、ふざけんじゃねーぞ。俺と想乃の時間削ってんだからな!」

「マジごめんね〜。いや〜、4番目の彼女に裏切られちゃってさっ!」


少しだけ射し込む該当の灯りで、慧の顔がやっと見えた。


うわっ……腫れて血が滲んでる。


今日の傷だ。


「彼女が、わざと俺に近付いたんだって〜。ははっ……これだから、女の子って信じらんねぇ…」


そして、精神的な面も傷付いてるらしい。


洸に背中を摩られて涙ぐんでる。



あ、派手な改造バイクで敵さん達のお出ましだ。