さらに翼早はその3年を足で蹴り上げて、もうなんか悲惨。
「どうする?」
「捨てとけ。もう俺がトップだから興味ねぇわ」
「…待てっ…!ここのトップは俺だよ!1年にやられてたまるか!」
「まだ喋れる余裕あんじゃん。俺とケンカする?」
3年は素早く首を振った。
そりゃあそうだ。
中学ん時からトップはってた俺の名前なんて知れ渡ってる。
『大河駆琉にケンカは売るな。売ったらそこで終わりだ』
そんな噂まで流れるし。
基本ケンカは売らないけど、売られたら買う。
絶対に。
何に置いても負けんのは嫌いだ。
「駆琉。トップ潰してやったんだから、タバコの一本ぐらいくれよ」
「ん、報酬。全部やる」
「ラッキー。ライター付き?」
「もち」
翼早にはタバコの箱をそのまま投げて渡した。
俺なりに感謝してるっての。
さて、俺を潰しに来るヤツらが出るのも時間の問題。
明日からは残党処理だ。

