猛獣な俺様の溺愛




【駆琉side】



想乃が一人暮らしで良かった。


夏休みってこともあってか、ずっと想乃の家に入り浸ってる俺。


最高だ。



想乃を膝に座らせて、テレビを見てるとテーブルに置いてあるスマホが鳴った。


……嫌な予感。


「想乃。取って」

「はいっ」



電話相手は翼早だ。


久しぶりに声聞いたわ。


「ん、何?」

『仕事だ。1個ぶっ潰す学校出来た』

「はぁ〜……。ちなみに、誰が蒔いた種?」

『慧だってさ。女絡みで揉めて、顔腫れるだけやられてやんの』

「めんどくせぇ。俺が出る幕?」

『絶対来い。夜9時に南倉庫な』



そのまま、ブチッと勝手に切られた電話。


ったく、慧のヤツも5股なんてかけてっからだろー……。


かなりめんどいけど行ってやるか。


ケンカも久しぶりだし、楽しむしかねぇよな。



「8時半になったら起こせ」

「ね、寝ちゃうの…?」



体力温存しなきゃ持たねぇもん。