こんなに幸せな思いして良いのかな?
あたしには、もったいない程あったかい。
それに駆琉みたいに、明るくてあったかい家族って憧れる……。
「あたし駆琉のお家好き」
「騒がしいだけじゃん」
「ううん。なんか……お母さんもお姉ちゃんもあったかい。羨ましいの」
「ウチに来たけりゃ、ずっと俺の側にいれば良い」
「うん。そうする!」
なんだか今日は素直になれる。
駆琉の側にずっといたいもん。
「想乃。こっち向け」
「むぅっ…」
頬をむにっと掴まれて、視線は駆琉へと移る。
あ……きっとキス、されるかも…。
ぎゅっと目を瞑ると………
ーーーバタン!!!
ひゃぁっ!!?
ドア開いた!?
お母さん!
「おぉー……取り込み中失礼!想乃!今日晩メシ食ってけよ〜♪」
「あ、はい!いただきます!」
「オッケー!んじゃ、それだけ!あっ、駆琉。ガキ作るんじゃねーぞー」
「知ってるわ!つーか、早く出てけ!」
珍しく顔を赤くして、必死になる駆琉が可愛くて……
自然と笑みが溢れた。

