猛獣な俺様の溺愛




つい果菜さんに見惚れてしまう。


この家にいたら、完全にあたし浮いてますよね……。


ペコっと頭を下げると、そのままごちゃごちゃ撫で回された。


「可愛い〜!!マジでチビ!駆琉との身長差ヤバくない?ちょっと駆琉!」

「なんだよ」

「想乃と並べよ。…うわぁ〜!ほら!身長差!可愛過ぎ♪」

「果菜うぜぇ……。想乃、部屋行く」

「あ、うん!…紅茶ご馳走様でした!」

「はいよー!駆琉ー!想乃に変なことすんじゃねーぞー!」


やめて下さい、お母さん!


恥ずかしいですから!



階段を上がって、右に曲がった突き当たりの部屋。


男の子の部屋なんて行くの初めてだよ…。


駆琉の部屋の中は、リビングと真逆の黒基調。


大人っぽくて、知的な感じだ……。


「突っ立ってねぇで入れよバカチビ」

「ご、ごめんなさい!入りますっ!お邪魔します!」


ほわぁ〜……駆琉の匂いがして、どこか安心する…。


「想乃」

「ん?…わっ!」


手を引っ張られて、倒れ込んだ先はベッドに座る駆琉の膝の上。


は、恥ずかしっ!!


「あのっ……駆琉…」

「うっせー。しばらくこのまま」

「う、うん……」


背中に感じる駆琉の体温があったかくて、くすぐったい。