【駆琉side】
朝起きたら、狭いソファーで小さなアイツを抱きしめて寝てた。
腕は痺れるし、寝起きは最悪なのに悪い気がしない。
最近、チビといたら変な感情になる。
アイツはただのチビなのに。
この変な感情も分からないし、そろそろチビにも迷惑だろ。
出てくことにした。
洸の家にでも居候する。
「んだよ、そのブサイク顔」
「別に……。なんでもないもん…」
「ふーん…。合鍵返すわ」
「…うん」
不思議とチビは笑顔を見せてくれなくて、泣きそうな顔で俺を見送る。
そんな顔されたら後味わりぃ。
若干、期待するし。
チビの顔が頭に残りつつバイクで洸の家に行き、ほぼ強制的に居候決定。
「なんで僕なの!?慧の家に行きなよ!広いんだし!」
「慧の家は怖い。無理」
「駆琉の方がよっぽど怖いよ〜!」
極道一家の慧んちに、居候する勇気出ねぇわ。
慧の父ちゃんは優しくて好きだけど、幹部のヤツらが怖過ぎる。
つーことで安定の洸。

