休み時間になると決まって洸が、あたし達のクラスに来る。
それぐらい慧と洸は仲良しだもんね!
こうゆう関係がちょっと羨ましい。
だけど、洸が厄介!!
「想乃〜!今日はパンツ何色?」
「挨拶みたいに聞かないでよ!」
「だって僕、想乃のこと好きだもん。パンツの色ぐらい教えてよ」
「ヤダよ!そんな洸なんて嫌い!」
「じゃあ、当てるから良いや♪うーん……水色の花柄!!」
そして怖いことに正解するから、もっと厄介……。
慧曰く、どんな女の子でも百発百中当てちゃうらしい。
「洸の変態!」
「ありがとう♪」
「褒めてないし!そんなんじゃ、彼女出来ないよ!」
「いるもん。23歳の人妻」
この子可愛い顔して一番怖いパターン。
慧はそんなんじゃないよね!?
あたしは咄嗟に慧を見ると、ニコッと微笑んで言った。
「俺は、5人の女の子と交際中♪」
「慧も洸も可愛い顔してえぐい!!」
もっと、普通のお友達がほしかったかもです……。