あたしの瞳をじっと見詰めて、指ですっと頬を撫でた。


その笑顔と空気の甘さに溶けちゃいそう……。


「話したい事あんだけど」

「なぁに?」

「そろそろ大河になるか」

「…へっ!?」

「つーか、なれ」


恥ずかしそうに目を逸らし天井を仰ぐ。


こ、これって、もしかして………



「駆琉…」

「結婚………して、下さい」



プロポーズだ…。


初めて駆琉があたしに使った敬語は、心が跳ねる程嬉しいプロポーズの言葉。


泣きそう…。


「…よろしくお願いします!駆琉のお嫁さんにして下さいっ」

「マジ!?あー!!良かったー!!」

「大好きだよ。駆琉!」

「俺も」



強くてあたたかく、そして優しい大好きな彼。


時に猛獣で、時に溢れるほどの愛情を注いでくれる。



猛獣な俺様の溺愛は、甘くてあたしを惚れさせる。


ずっとずっと愛してよね。



△*°…END…°*▽