猛獣な俺様の溺愛




真っ暗でかろうじて街灯が差し込む、俺らの高校の校舎裏。


バイクで行くと、すでに族のヤツらが揃ってた。


まぁ、それも莫大な人数で……。


「大河駆琉!今日はお前を潰しに来た!」

「いつまで、くだらない事してんだよ…。アホらしい」

「…んだとコラ……。お前ら!やっちまえ!!」


この莫大な人数どうするか……。


俺の隣で、バキバキと指を鳴らすケンカの目付きの洸に安心。


コイツがいれば大丈夫だ。


「駆琉…僕ストレス溜まってんの」

「売れっ子モデルだもんな」

「そうだよ。だから僕ね、ストレスすごいんだー。…たくさん暴れても良い?」

「好きなだけ暴れろ。商売道具傷付けない程度にな」


顔を指差して言えば満面の笑みで頷き、走り出した。



久しぶりの人を殴る感触、音………


それから血の匂い。


怯えた目で俺を見上げて、もつれる脚で必死に逃げてく。



俺らの勝ち。



一瞬で静かになった校舎裏に立ち尽くす。