休み明けの学校には、久しぶりに駆琉と登校。
当たり前だった事が、ものすごく幸せで嬉しい……。
隣を歩く駆琉の指先に触れると、そっと柔らかく握ってくれる。
「ふふっ……」
「何ひとりで笑ってんだよ…」
「なんか楽しくて!駆琉と学校行けるって幸せ〜♪」
「俺のこと大好きだもんなー。休み中、べったりだったし」
「そっ、それは…っ」
否定出来ないよ〜!!
寝る時はもちろん、起きてる時もずーっとくっついてた。
駆琉の膝はあたしの特等席。
彼女のあたしの特権だもん!
下駄箱であたしと駆琉はバイバイ。
駆琉は教室じゃなくて、溜まり場に行くから。
「うわ〜!!カケルン!おかえりぃ♪」
「駆琉!僕ずっと会いたかったよ〜!」
「お前らうぜー!離せ!」
慧と洸が駆琉を見付けた瞬間、全力ダッシュで抱きついた。
「駆琉さぁーん!!お帰りなさーい!」
「おい!ナツまで乗っかるな!爽太もさりげなく乗っかるなよー…」
「駆琉さん、お帰りなさい。留学はどうでしたっ?」
「咏斗、とりあえずコイツら引き剥がして…!」
みんな駆琉のこと大好きなんだねっ。
その様子を見てると、あたしまで自然と笑みが零れた。

