身体中を優しく触られる感覚………
くすぐったさに身を捩りながら、薄く目を開けると意地悪に笑う駆琉。
「おはよ…駆琉」
「寝ぼけてんの?随分、冷静じゃん」
「へっ?……う、ええっ!?な、何してんのよー!」
あたしに跨り舌舐めずり。
あ………これは猛獣だ…。
なんで朝から盛ってるの!?
「駆琉…あたしから降りようか…」
「無理。ずっと想乃と離れてたせいで、不足してんだけど」
「不足しなくて良いです…」
「想乃は足りてんの?」
「何がよ……」
「俺のこと」
くいっと指先であたしの顎を上げて、唇が触れるか…触れないかそんな距離で囁いた。
ずっと一緒にいられなかったんだよ?
………不足してるに決まってるじゃん。
それを分かってて、わざわざあたしに言わせるんだもん。
「意地悪なとこ…留学しても直ってないよ」
「ダメだろ、直しちゃ。そんな俺のコト好きなヤツがここにいるから」
この色っぽさに勝てるはずない。
猛獣にパクリと食べられちゃって良いや………。

