あたしの部屋にある狭いシングルベッド。
駆琉がいなくてずっと寂しかった。
それが今はこんなに息が触れるほど近くにいるなんて………
「Tシャツ着ないと風邪引いちゃうよ」
「動くのめんどい…」
「はぁー………しょうがないなぁ」
「取りに行かなくて良い。…側にいろ」
潤んだ瞳に甘い声、言葉。
ベッドの縁に座ったまま、駆琉を直視出来なくてフリーズ。
帰って来て甘くなり過ぎじゃない…?
「なんか想乃緊張し過ぎじゃね?そんなに俺のこと好きなんだ〜」
「当たり前でしょ…!ずっと会いたかったからっ、そのっ…」
つい口走り過ぎたっ!!
頬が熱い……
絶対に今のあたし顔真っ赤だ!
「可愛いこと言い過ぎ。俺まで照れるっつーの……」
「…し、知らないもん…。カッコ良くなった駆琉が悪い…」
「我慢出来なくなるから黙れチビ。…水飲んで来る」
唇に当てられた骨っぽく男の子らしい指。
火照った体でただボケーっと、駆琉の背中を見詰めるしかなかった。
タトゥーの入ったキレイな背中。
ん………?
タトゥーが……増えてる!?

