こんなに触ってきたり、甘えたりするなんて珍しい……。


逆に心配になるよ…。



一向に帰る気配のない駆琉は、結局お泊り決定。


ベッドの中でもあたしを抱きしめて離さない。


「暑いよ…駆琉…」

「窓開ければ?」

「開けてるよ。ジメジメしてるから風入らないんだもん…」

「たまには良いじゃん。側にいろよ」


うっ………


そんな甘く切ない声で囁かれたら、拒否出来るわけない…。


抱きしめたまま、首筋に丁寧にキスされる。


「ひゃっ…ほ、ほんとにダメ…!」

「想乃…好き」

「あっ、あたしも好きだよ!な、なんだか眠くなっちゃった〜!もう寝よっか!」



いつもの駆琉じゃない!!


あたしは慌てて部屋の電気を消して、布団の中に潜り込んだ。


でも、あたしに触れる駆琉の手は止まらない。


ドキドキがどんどん増す………。



駆琉らしくないけど、こんなに甘い駆琉も好きぃ!!