猛獣な俺様の溺愛




教室内に響き渡るほど大きな声で叫ぶ。


「すいませんでしたーっ!!まさか、あの駆琉さんの彼女だなんて…」

「い、いや…えっと…頭上げて?ねっ?」

「優しい。やっぱ女神!?」


あたし女神でも天使でもないよ!?


駆琉の彼女ですから!


でも、ナツくんって素直だな〜…。


「駆琉は俺様でワガママで苦労するかもしれないけど……よろしくね?」

「はい!俺がバッチリ駆琉さん守りますね〜!なっ、爽太!」

「…ん」


隣の男の子は爽太くん、か……。


ナツくんと対照的過ぎて少し不安。


こんなに大人しそうな子が、駆琉達といて大丈夫かな…?



「あ、そうだ…。咏斗、翼早は?」

「翼早さんなら風邪で休みらしいです」

「そっか……。なら良いや!駆琉が遅刻するーって」

「了解です!わざわざ伝言ありがとうございます」

「ううん!」


ニコッと微笑む咏斗に手を振り溜まり場を出た。



ナツくんのキャラはだいたい分かった。


爽太くんがなぁー………


独断と偏見だけど、ケンカとかする様なタイプじゃなさそう。


何かあっても、咏斗が上にいれば大丈夫だとは思うけどね。