ずっと一緒にいたい。
なんて言ったら俺らしくねぇけど、最近はよく想乃んちに泊まる。
私服やスエット類はもちろん、ワックスとかスプレーも置きっぱ。
「駆琉!早くしないと遅刻する〜!」
「大丈夫だって…」
「まだ眠いの?髪は?ぺちゃんこのままじゃーん!」
「…想乃やれ…。俺眠い……」
「不慣れなあたしによく頼むよね〜」
苦笑いを浮かべながらも、洗面台の下にしゃがむ俺の髪をいじる。
ワックスでぐしゃぐしゃにしてから、上手い具合に整えて。
思った以上に上手いんだな、これが。
「うんっ…出来た!どうかな?」
「ん…完璧。ありがと」
「どういたしまして!」
ニコッと笑う想乃に撃沈………
可愛いんだよ、バカ。
「……駆琉?学校行かないの?」
「おいで。想乃」
キョトンとした顔で大人しく俺の目線に合わせてしゃがむ。
ピンクの頬を手で包んで、キスを一つ。
「なっ、何するの!?いきなり…ズルイ!」
「可愛い態度のお前もズルイ」
仲間も増えたし、あとは平和に想乃といられれば十分。
お前と一緒にいられる時間が幸せなんだ。

