元々は翼早とよく間違えられたのが原因で染めたんだからな!?
染める気無かったのによ〜……。
「また俺、駆琉に間違えられるんじゃね?」
「間違えるヤツはバカだな。ちゃんと前来て顔確認して話掛けろって」
「後ろ姿なら麻歌でも間違えるからな!」
「麻歌にもおんなじ事言っとけよー」
「はいはい。顔確認しろってな」
それからずーっと染めてるわけだ。
4年半近く明るい色に染めてたら髪の傷み方も激しい。
染め過ぎでハゲるって話題が、怖くて仕方ねぇもん………。
そんな時、溜まり場のドアが開き咏斗が来た。
「あれ?お前授業は〜?」
「めんどくて抜けて来ました。あ、駆琉さん!おはよーございますっ」
「はよ、咏斗。……なぁ、俺の黒髪ってどう思う?」
首を傾げて少し考えているところで、思いっきり笑った。
「ははっ!す、すんません…っ!なんか…ダメっす!黒髪!」
「ほら!咏斗も笑ったじゃんか〜」
「咏斗。あとで原型無くなるだけ殴ってやるからな」
「り、理不尽ですよ〜!」
やっぱり俺はこのままで十分だ。

