だけど数日後、あたしはあのギャル集団に呼び出しされた。
埃っぽい古びた体育館倉庫。
怖いけど………
駆琉くんに助けられたいから生きてやる。
「アンタさ〜……駆琉の何?」
「…友達」
「友達?はははっ!笑わせんなよ!言ったよね?必要ないって」
「アンタなんて誰からも必要とされてないんだよ!ブス!」
その瞬間に蹴られたお腹。
痛いっ……。
容赦なく顔はグーで殴られた。
殴る蹴るの繰り返し。
痛いけど……でも生きるって決めた。
負けてたまるかバーカ!!
袋叩きにされたあたしは真っ暗の体育館倉庫でぐったり。
おぼつかない足で、あたしはなんとか自力で教室まで戻ると……
「想乃!ちょ、大丈夫!?誰にやられたの!?」
「平気。大丈夫だから」
「大丈夫じゃないでしょバカ!」
珍しく教室にいた慧におんぶされて連れて来られたのは、あの空き教室。
「カケルン!!手当てー!」
慧が慌てた声でドアを開けるから、みんな一斉にあたしを見た。