猛獣な俺様の溺愛




金曜日の放課後。


自転車置き場の桜は完全に散ってしまった。


キレイだったのに〜………。


「アホ面しねぇで早く乗れ」

「アホ面してないよ!」

「上向いてボケーっとしててか?すげーブスだった」

「ひどいな〜。あっ!帰りにスーパー寄ってほしい!」

「はいはい」


なんて、めんどくさそうに返事しながらも寄ってくれた。


2人で制服着てバイクに乗ってると、視線を浴びるけど慣れたもん。



カゴ持ちも率先してやってくれる。


こうゆうとこが優しい…!


買い物をしていると、偶然目に付いた雑誌コーナー。


「あ、想乃」

「ん?」

「これ、俺ら載ってるわ。多分」

「…は、はぃぃぃ!?」


きょとん顔であたしにメンズ雑誌を渡して来る。


発言が急過ぎだよぉ〜……。


ページをめくると、また駆琉達4人が。


今度は咏斗もいる。


「ど、どうしたの?これ」

「勝手に撮られた」

「んなわけあるかい!!カメラ目線しといて!」

「放課後、5人で歩いてたら撮られた。制服で良いからーって」


確かに他の人は私服だ。


駆琉達だけが制服で載ってるもん。