そんな心配性な駆琉も、もうすぐ誕生日!


不良で金髪な駆琉には不似合いだけど…


誕生日がクリスマスだもんねっ。


「駆琉は誕生日プレゼント何ほしい?」

「特になんもねぇ」

「え〜!?」


何もほしい物ないって言われるのが一番困る!!


どうしよう………。


「俺はさ…」

「うん」

「お前がいれば良い」


駆琉の右手があたしの前髪をくしゃっと撫でて、額の傷痕にちゅっとキスをした。


ドキッ………。


ヤバイよ……


そんな甘い事言われたら、側にいるしかないじゃん…。



なんだか、あたしがケガしてから駆琉が優しくて甘い!?


普段はこんなに甘くないもん!


ちょっと試してみよっか…?


「駆琉。あたしのこと好き?」

「好きだよ。想乃が一番」

「あ、甘過ぎて溶けそう……」

「溶ければ?ドロドロに」


優しい笑顔と耳元で囁く甘い声。


うぅぅぅ〜…!


カッコ良過ぎぃ!


「あたしも駆琉のこと好きー!!」

「そりゃあ、どーもっ」


次は、パクッと唇にキスされた。


本気で駆琉がカッコ良過ぎて、あたしの心が持たない!!