猛獣な俺様の溺愛




ほんとは今すぐにでも殴り倒したい。


だけど想乃が……。


どうするべきだ………。



「駆琉さん!大丈夫ですか!?…そ、想乃さん…」

「マジかよ……。女にここまでするか?」

「なぁ、お前ら……俺、どうしたらいい?」


最終的に俺が決めなきゃいけない事ぐらい分かってる。


ただ、今の俺は大切なものを傷付けられて弱くなってる。


誰かの“答え”がほしいんだ。


「大切な人傷付けられてるんだよ?」

「慧……」

「今やんないでどうすんの?カケルンらしくない」

「…そうだよな。慧、想乃のこと頼めるか?」

「任せてよ」


慧は想乃を抱き上げて出て行った。



あとは俺と浜崎裕太の問題。


マジで腹立つな………。


「1人帰らせて良いのー?」

「どうせまた人数増やすんだろ」

「その通り!」


倉庫の物陰から人が集まって来る。


やっぱりな………。


翼早達が来てからで良かったぜ…。