いつの間にか恐怖心が悔しさに変わってた。
大切な人が傷付けられる悔しさ、悲しみをこの人は知らない。
「それしにしても想乃ちゃんさ〜…」
「なっ、何…?」
ゆっくりと近付いて来られ、ぎゅっと肩を抱かれた。
なんなのよ………コイツ…。
「女1人で男が群がる場所来るんだ?ふっ……相当な男好き?」
「はぁ?あ、あたしはただ駆琉の…!」
「俺らの世界で有名な大河駆琉と付き合ってんだもんね?男好きかっ」
「変なこと言わないで!良い加減にしなさいっ!…っ」
肩を抱かれた腕の中から逃げようとしても、ビクともしない………
力強いし…!!
必死でもがくけど、薄笑いで一蹴り。
「ちょっと俺らとも遊んでよ」
耳元で囁かれた時。
あたしの中で危険だ…とすぐに察知した。
皮肉な事に抵抗も虚しくて、あたしはズルズル倉庫の中に連れ込まれた。
中には男達が3、40人。
ヤバイ………
このままじゃ本当に危ない!!

