猛獣な俺様の溺愛




リハビリも嫌々だけどこなした。


まぁ、元々俺そんな運動神経悪いわけじゃねぇし?


想乃が会いに来ねぇからヤケ。



「あー!!ちょっと大河さん!何やってるのー!?」

「婦長さん、どうも」

「どうもじゃないでしょ!!誰か大河さん部屋に戻して!!」

「わーかったっつーの!戻る!戻ります!」


松葉杖ついて歩けるようになった左足。


入院して2週間。


脱走計画数35回、失敗数35回。



「大河さんねぇ〜…点滴自分で抜いちゃダメでしょ」

「簡単に抜ける点滴がわりぃ」

「あっそう。じゃあ、深く針刺そうかしら?」

「や、やめて?嘘です」

「自分で点滴抜くの禁止ね。絶対に」


看護師からの威圧。


テープでぐるぐる巻にされた点滴部分。


俺の負け。


試しに引っ張ってみたけど、テープ張り付いて全く抜けねぇ…。



早く復活してぇ。


溜まり場行ってー、想乃に会って触りたい。