水浸しになってるコイツをほっといて、俺が悪者になんのも嫌だし………


「世話焼ける。着いて来い」

「へっ……ぎゃっ!」


冷たくなってる細い手首を引っ張って、いつもの空き教室に連れて来た。


俺ら以外のヤツいれんのは禁止だけど、今回はしょーがねぇ。


教室に放り込むと、体勢を崩したアイツはソファーに倒れる。


てか、かなりチビだな。


「あっ、あの…何されるの…?」

「脱げ」

「は、はぃぃぃ!?」

「言葉足りなかったか。上だけ脱げ」

「…ぬ、脱ぐ…」


顔を赤くして俺をジッと見詰める。


このチビ腹立つ………


意外に可愛い顔してるし…。



「脱ぐ!脱ぎます!」

「早く脱げよ……鬱陶しい…」

「ご、ごめんなさい!」

「つか、お前も一応女じゃん。恥とかねぇの?」


モロ正面向かれて脱がれてるから、ピンクの下着丸見え。


「……きゃぁっ!!嘘!見た…?」


頷けば、耳まで真っ赤にして背中を向けた。


コイツ面白いかも。