パチッと部屋の明かりがついた。
これでもう怖くない、はず。
「ありがと〜駆琉!やっぱ頼りがいあるよ〜♪」
「びびりの彼女いたら、誰でもこうなるって」
「びっ、びびり!?…確かに、あたしはびびりかも……」
「だから、お前はずっと俺んとこにいれば良いの」
…こんなこと言うって俺らしくなかった?
想乃が瞬きしてフリーズしてる。
だけど、すぐにふわっと笑って俺の背中にぎゅっと抱きついた。
「ずっと駆琉んとこいるねっ」
「そうしてもらわないと困る」
「駆琉こそ、あたしから離れちゃダメだよ〜?」
「じゃあ、離れないように尽くして努力しとけ」
「むぅ〜!何よそれー!」
頬を膨らませてくっつく想乃を引き剥がして、とりあえずシャワー。
疲れたからシャワー浴びて、さっさと寝たい……。
今日は想乃とイチャつく元気もないんで交代で。
マジで眠い。
修学旅行って楽しいけど、帰ると一気に疲れ倍増。