抱きしめてもらって、さらに腕枕。
暖かい中で眠っていると、騒がしい声で起こされた。
誰…?
「マジお前…何ヤってんだよ!?自由過ぎだろ!」
「騒ぐなよー…。頭痛てぇ……」
「つーか、早く起きろ!お前ら遅刻するぞ!?まず、想乃出て行かせろ!」
「無理無理。コイツ、まっぱだから。翼早が出てけ〜」
いっ、今なんて………
まさかもう朝で、あたしと駆琉が寝坊してるの!?
「えー!!翼早!?あたし達、寝坊!?」
「ガッツリ寝坊。まず想乃さ、布団とかで裸隠せよ」
「ん?……ぎゃー!!変態!出てって!」
「待って。駆琉、お前の彼女教育わりぃ!理不尽!」
「まぁ、俺の彼女だからな。良い性格してるだろ」
駆琉もなんで冷静に話してんの!?
翼早が出てってから慌てて、昨日まで着てたスエットに着替えた。
「最悪〜…!目覚ましかけるべきだったよ〜……」
「想乃の着替え絶景だわー」
「ここにも変態いる!!」
余裕にしてるとか意味分かんない!
最終日の始まりが、ドタバタし過ぎ!

