猛獣な俺様の溺愛




何か詳しいこと知らんけど観光名所らしき場所を見学。


俺と想乃は一番最後尾でぶらぶら。


迷子は困るから、手はしっかり繋いでる。


「わあっ!駆琉!見てー!」

「なにそれ?」

「ヒヨコ?かな…?ピンク可愛い〜♪」

「ヒヨコなのに、ピンク、水色、緑…」


色んな種類があるヒヨコのキーホルダー。


もちろん、この土地で有名なわけじゃなくて………


全く関係ない。


「可愛いなぁ〜…ヒヨコちゃん…」

「買ってやろっか?」

「うーん……。駆琉もヒヨコちゃん付ける?」

「ジャマくせぇ。絶対付けねぇな」

「じゃあ買わない」


誕生日にペアリングプレゼントしたのに、お揃い増やしたいのか………



「ありがとうございましたー!」

「ありがとう!駆琉〜!」


結局、俺が根負けして買ったお揃いのヒヨコキーホルダー。


想乃がピンクで、俺が黄色。


「スマホに付くかなぁ〜!」

「俺の付かねぇわ。あ、想乃んちの合鍵に付ける」

「あっ!鍵!良いねー♪」


二人で鍵に付けた。