猛獣な俺様の溺愛




【駆琉side】



「早く起きれっつてんだろ!ハゲ!」

「…うぜぇ…ハゲてねぇし……」

「言い訳後。準備しねぇと遅れるぞ」


吐き気がするほどダルい寝不足な修学旅行の朝。


やっぱ、慣れない布団って寝れねぇ…。


薄っすら目を開けると、もう制服着て準備万端の翼早。


「もっと早く起こせや……」

「お前さ、俺が何回起こしたと思ってんの?バカケル」

「朝ってマジ無理…。あ``ー!!ツライ!!」

「低血圧ヤローうぜー……」


6時起床で7時に朝メシ。


ダル過ぎる………


朝メシとか食っても逆再生しちゃう自信あるよ。


朝メシは食わねぇ。



「もう!なんで朝、駆琉いないの!?」

「起きれんかった」

「莉子が慧とイチャイチャして……あたし一人だったもん!」

「想乃も俺とイチャイチャしたかったの?」

「そ、そうゆうのじゃないけど!!」


大好きな彼女の目の前で、朝メシ逆再生出来るわけねぇだろ。


ぷんすか怒る想乃には、後でなんか買ってやろう。