明日も学校があるけど、お泊りすると夜更かししちゃう。


もうすぐで明日になる。


楽しかったあたしの誕生日も終わっちゃう。


「お前、寝ないと明日起きれなくなるぞ?」

「それ、駆琉にそっくりそのまま返すもん!」

「俺は遅刻でもサボりでも出来るけど……お前真面目チャンだから」

「真面目じゃないと思う……」


うん、校内の頭と付き合ってる子は真面目じゃないと思うな。


誕生日だからって、授業お構いナシに騒いじゃうし。


………ものすごく楽しいけど!


「ほら、ベッド入れ」

「ヤーダ!誕生日が終わるまで起きてる!」

「今すぐ来たら、ちゅーでもなんでもしてやるけど。どーする?」

「ううっ……は、入ります…」


駆琉の勝ち誇った顔。


ズルいよぉ〜………。


あたしが駆琉に甘やかされること好きなの知ってるクセに!!



「ベッド入ったよ?」

「仰向けになって?」

「うん…」

「で、俺が跨れば完成。想乃を食べる用意整いました〜」

「えぇ〜!!?」


甘やかしてくれると思ったのに!


「安心しろって。誕生日だから特別優しくするから」

「約束ね…」

「おう」



優しさでドロドロに溶かされれば、大好きが増すの。


忘れられない最高の誕生日になったよ。